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南木曽駅からバスに揺られ、「妻籠」停留所で降りて細道を進み、中山道の宿場町へ。街道に入ると、日本初の町並保存地区に選定された江戸情緒ただよう町が広がり、竪繁格子(たてしげこうし)や出梁(だしばり)造りなど独特の風景を見ることができます。馬籠も、同じく中山道の宿場町。軒の低い格子造りの家々は、現代にはない丁寧な建築方式で、思わず見入ってしまいます。馬籠は島崎藤村の生誕地でもあり、街道には藤村ゆかりの地が数多くあります。
木曽11宿の中でも難所・鳥居峠を挟んだ薮原宿と奈良井宿は、峠越えの前後に旅人がくつろぐ宿場町として、大きなにぎわいを見せていました。伝統工芸が現代に息づく薮原宿、旅籠の軒灯・千本格子など江戸時代の面影を色濃く残す奈良井宿。どちらも途中下車して、ゆっくりと散策してみませんか。
“福島関所のあった木曽福島は中山道の宿場町の中でも要所であり、なまこ壁の土蔵や木曽川畔には独特の崖屋造りの家が立ち並びます。木曽義仲の菩提寺である興禅寺(こうぜんじ)などの歴史的遺構のほか、御嶽や木曽駒ケ岳への登山拠点としても知られています。名物のそばや、木工細工などにもぜひ触れてみましょう。